TAOISM 〜 トラウマと決着 〜

人はなぜ反応するのか。

なぜ同じ場面で怒り、
なぜ同じ言葉で傷つき、
なぜ同じような失敗を繰り返すのか。

その多くは、
「今」の問題ではない。

もっと古い。
もっと深い。

一番最初の関係性に原因がある。


目次

トラウマの起点

トラウマやコンプレックスとは、
突然生まれるものではない。

必ず“最初の誰か”との関係から生まれる。

それは多くの場合、家族である。

もしくは、
初めて比較を知った相手、
つまり最初のライバルである。

兄弟、親、同級生、先生。

その中で感じた

・劣等感
・否定
・無力感
・承認欲求

これらが形を変えて、
現在に残り続けている。


未完了という本質

昨今、インナーチャイルドという言葉が広まっている。

それ自体は間違いではない。

しかし重要なのは、
概念ではなく「原因」である。

なぜその反応が起きるのか。
なぜその感情が出るのか。

それは偶然ではない。
すべてに理由がある。

そしてその理由は、ほとんどの場合、

一番最古の過去
一番最初のコミュニティ

に存在する。

人はそこで
初めて比較され、
初めて否定され、
初めて認められようとする。

そして、
その時に解決できなかった感情が、

「未完了のまま」

残り続ける。

それがトラウマであり、
コンプレックスである。


リベンジの構造

トラウマとは、過去の傷ではない。

決着がついていない状態

である。

だから人は、
無意識にリベンジをしようとする。

・認められなかった人は、認められようとする
・勝てなかった人は、勝とうとする
・愛されなかった人は、過剰に愛を求める

これはすべて、過去へのリベンジである。

だが、そのリベンジは終わらない。

なぜなら、

本来の相手ではない相手に
決着をつけようとしているからだ。

違う場所で、
違う人で、
違う形で、

過去を取り返そうとする。

しかし、それでは終わらない。


決着とは何か

本当に必要なのは、

「過去の認識」と
「決着」

である。

誰に対して感じたのか。
何を感じたのか。
何が欲しかったのか。

それを正しく見つめること。

そして、

終わらせること

許すでも、
忘れるでもない。

終わらせる。


過去との関係を変える

過去は変わらない。

しかし、
過去との関係は変えられる。

そこで初めて、

現在の反応が変わる。
未来の選択が変わる。


TAOISMの立場

TAOISMにおいては、

過去を否定しない。
過去を掘り続けることもしない。

ただ、

正しく観て、
正しく理解し、
正しく終わらせる。

それだけでいい。


トラウマの再定義

トラウマとは敵ではない。

未完了のサインである。

コンプレックスとは弱さではない。

自分の起点である。


結び

そこに向き合い、
決着をつけた者だけが、

過去から解放される。

そして、

過去に縛られない現在を生き、
未来を自ら選ぶことができる。


最後に。

あなたのその反応は、どこから来ているのか。
その感情は、誰に向かっているのか。

そして、その物語は、
まだ終わっていないのか。

終わらせるのは、他人ではない。

自分である。

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