投資やビジネスの世界において
「約定」という言葉があります。
約定とは何か。
売りと買いが成立すること。
需要と供給が一致すること。
これが約定です。
注文を出しただけでは成立ではありません。
思惑を持っただけでも成立ではありません。
一致したときだけ、現実になります。
ここに本質があります。
TAOISMでは約定を「結び」と捉えます。
本質とは

約定とは「結び」であり、成立したものだけが現実になる。
結びとは何か。
異なるものが接触し、
均衡し、
一つの現象として成立する状態です。
どれだけ考えても、
どれだけ準備しても、
結ばれなければ現実にはならない。
ここに絶対的な事実があります。
理屈とは

この構造は、武の世界にも存在します。
例えば合気。
相手の力があるからこそ、
そこに流れが生まれ、
結びが発生します。
どちらか一方だけでは成立しない。
金融市場も同じです。
買いたい人がいる。
売りたい人がいる。
この二者が一致した瞬間に、
価格が確定し、約定が発生する。
つまり、
価格とは結果であり、
約定とは原因です。
多くの人は「この価格で買いたい」と考えます。
しかしそれは願望です。
現実は違う。
「その価格で反対側がいるかどうか」
これがすべてです。
約定とは常に一対一。
売りと買い。
需要と供給。
両者がぶつかったとき、初めて成立する。
さらに重要なのは、
約定がなければ利益は存在しないということ。
含み益はまだ現実ではありません。
評価損益は途中経過です。
約定して初めて、
利益も損失も確定する。
TAOISMではこれを
「現実化の条件」
と呼びます。
実践

では、どう扱うか。
意識すべきこと
・願望で判断しない
・反対側の存在を常に意識する
・成立する条件を見極める
投資において
・エントリー → 結びの位置を待つ
・利確 → 現実化のタイミングを逃さない
・損切り → 成立しなかった前提を認める
ビジネスにおいて
・価値だけでは不十分
・顧客との一致が必要
・対価が支払われて初めて成立
どれだけ良いものでも、
結ばれなければ存在しない。
これが現実です。
気づき

自分は「成立」を見ているだろうか。
それとも、
願望を見ていないだろうか。
人は慢心する。
理解したつもりになり、
現実を見なくなる。
しかし現実は常にシンプルです。
結ばれたかどうか。
それだけです。
Taoismの教え

TAOISMは整える思想です。
視点を整える。
認識を整える。
現実を整える。
約定とは結びであり、
結びとは成立です。
本質を見抜き
理屈を理解し
徳を磨き
共同体と共に歩む
すべては一方通行では成立しない。
与えるだけでも足りない。
求めるだけでも足りない。
結ばれて初めて価値になる。
あなたは今、
結ばれているか。
それとも、まだ願っているだけか。
すべては結びから始まる。
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