一 十織と五省、瞑想を毎日行うこと。
幸せの認知と反省点の認知は道の軸です。
人は一度学ぶと覚えたつもりになり慢心します。毎日繰り返し行う気づきが習慣となり、深い理解へつながります。
学びは「読む・見る」だけでなく「そこから何を得るか」に価値があります。
十織、五省、瞑想と各理論は始まりではなく、気づきを起点に「歩みを正すための羅針盤」です。
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二 本質と理屈を理解すること
本質とは、変わらぬ事実であり
理屈とは、その本質に至る正しい道筋である。
本質を見抜き、理屈を踏まえて歩むと、物事はシンプルになります。
シンプルであるほど判断は正しくなり、無駄は省かれ、時間は“自由自在”に扱える。
比喩、例えに置き換えられるかどうかと他人に説明ができるかどうかが
本質と理屈の理解の証です。
常に問いを持ち、疑い、信じ、確かめ、踏み出し、戻り、確信し、腑に落ちるまで考えること。
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三 ビジネスの理解
道-TAOISM-における商いは、理念を持ち続けること。
他者に否定されても揺らがぬ理念は、やがて信頼を呼び、縁を広げ、お客を呼びます。
理念なき事業は根なき木と同じ。理念ある事業は花も実をつけ実業と成ります。
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四 人間力を高めること
・素直である・謙虚である・志がある
・本質と理屈をまぐ合える。
・挨拶ができる・気遣いができる・掃除ができる
・表現力が豊かである・想像力が豊かである・問題解決力が強く、豊富である。
これらを徹底することで「人間力=徳」が養われ、信用が生まれます。
徳なき人に影響力はなく、相談も寄りません。
相手を喜ばせることを常に考え、最後には「感動」を与える存在と成ること。
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五 知識をつける
知識は目に見えない財産である。
時間、刻は誰にとっても平等であり、
そこに何を積むかが人生の道と命運を分けます。
学びは自分を守り、家族を護り、共同体を衛ります。
豊かで美しい思考は心を広げ、経済もまた安寧に導きます。
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六 マインドの強化
強靭な身体よりも、静かで揺るがぬ心が人を成長に導きます。
無神経、無関心ではなく「無心」であり「不動心」を持つこと。冷静であること。
最後は自分との戦いに勝ち抜くこと。
勝率は常に100%であり
成長率は♾️である。
諦めないことと相手は「過去の自分」である
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七 自分を客観視すること
「上手くいくのは他者のおかげ。上手くいかないのは自分の責任であること。」
この心を忘れずに常に自分を省みること。
長所を伸ばし、短所を修正する。
短所を長所で消し去らないこと。
しっかりと認識、認知して認容すること。
慢心や思い込みがないかを毎秒点検すること。
できているかどうかは、自分ではなく
他人、他者、社会、世界、宇宙が判断します。
上下左右、斜め
全方位、八方向から自分を照らすこと。
「稽古照今」
古を稽(かんが)え、今を照らす
その視点があって初めて、人も社会も
正しく見え、視え、観えるようになります。
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八 共同体を活かす
仲間や家族との対話は鏡であり、自分を映す場です。知識・思考・感性の違いは、自分の欠けを補い、成長の糧となります。
気(モチベーション)は下がると戻りにくい。
常に高め合う場に身を置くこと。
安寧な共同体こそ、心の平安を育みます。
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結び
道-TAOISMにおいて学びとは、
平安(心の調和)と安寧(持続する秩序)を往還しながら、
本質を守り、理屈を踏み、徳を磨き、共同体と共に歩むことです。
「誰かのために生きてこそ、人生には価値がある。」